令和初の野宿

行く宛も無く10:30に出発。

足は高さんの納車間もないハイブリッド車(2代目)

いずれにしても北に向かうのは周知の事実。車内であれやこれやと話しながらまずは会津を目指す事となった。

混んでいるR17を避け、太田、足尾、日光を抜け会津田島へ。 街にあるスーパーで買い出しをし、そのまま只見に向かう。

六十里越えでは素晴らしい景色に出会えた。 そう田子倉湖である。

松さん撮影
松さん撮影
松さん撮影

田中角栄先生が開通させた六十里越は、日本でも有数の豪雪地域であり難所。

この時期、スノーシェルターから落ちる雪解け水は滝のようだ。

松さん撮影

風情ある只見線。 数年前の豪雨で未だに全線開通に至っていない。

大白川から県道385に右折し、破間川ダム脇の公園で天泊。

俺は数年振りにテントを引っ張り出し使った。夏用のシュラフだとチョット寒かったなぁ~

そして迎えた朝。この白みがかる瞬間が美しい。

まだ雪解けの進まない場所もあり、萌黄色と相性がいい。

入広瀬にある湧き水。超軟水でやさしい飲みごたえ。

どこの名水にもいるが、案の定、大量のペットボトルに汲んでる方がいたよ。

松さん撮影

今回のイベントのひとつ「山菜取り」。この辺の地理に精通している松さんの案内で公道脇の秘密の場所へ。

低い法面とはいえど、気を抜くと滑落します!

この低山から眺める只見線沿線の街。

そしてもうひとつのイベントは、魚沼市 月岡公園にあるブナ林散策です。

片道1時間ほどの軽登山ですが、新緑眩しく素晴らしいハイキングでした。

今回、巡り合った山野草たち。

イワカガミダマシ
ショウジョウバカマ
オオイヌノフグリ
カタクリ

R291清水峠に向かう車での最終地点。

ここでは桜が満開になってる。 

2泊目は南魚沼市の魚野川河川敷での天泊です。

ご馳走は勿論、山菜群がメインです。

”こしあぶら”風味が最高です。”こごみ”の天ぷらも良かった!

更に “すき焼き”です。

持ち帰った ”わらび”は重曹であく抜きをし、めんつゆをかけて美味しく頂きました。 あっという間に無くなりましたが。。。

車中泊も可能!

会社の呑み会は地元でする事もなく、バスで帰るのも時間を気にして思いっきり楽しめない。 前のサンバー号ならフルフラットな荷室を利用して快適な寝台が可能だった。

果たしてチャレは如何でしょう?

アメリカ人はDo it Yourself発祥の地だけあり、チャレのトランクルームと室内は後席を前に倒す事で繋がる。 長尺物も運搬可能なくるまの造りとなってる。

まず、キャンプマットを2セット使い、後席が高い分トランクに重ね敷してなるべくフラットにしていく。 そして毎夜使っている敷布団と羽毛掛布団2枚重ねで冬車中仕様(エンジンはかけない)の完成です。

リアダッシュとの空間が狭く、寝返りする際に太腿があたりやりずらいが、まっすぐ仰向けで寝るには十分な寝台に変身出来た。 足先がトランクの下にあるおかげで冷える事もなく、快適な朝を迎えられた。

奥志賀 まったり夏キャンプ

仕事が忙しい松さんとは、当日朝4:00に合流し、前泊していた高さんの愛車で酷暑の夏、涼しさを求めて4:30何処に出発!。
行く宛ては無い。でも北へ向かう事は3人周知の上、まずは関越道に乗る。
サラリーマンの夏休み初日、故に結構な交通量だ。取りあえず国境を越え、土樽で小休憩。
冬とは違い車の多い事。日頃の行いが良いせいか?雲ひとつ無い晴天(酷暑か?)
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津南に入り、どこに行こうかと迷うが、昔キャンプした大厳寺(だいごんじ)を目指す。
途中のR405は国道ながら極めて細く対向車とのすれ違いも難しい道。
なんで国道登録されたのか?。地元のR407とはえらい違い!
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ここ「雁が峰峠」一体はブナと杉の混在林ようで、それぞれ一生懸命生きている息吹が感じられる。「猿の腰掛け」発見!
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松之山へ少し下った所に出現した「棚田」(松さん撮影)
日本の原風景。癒やされます!。手入れがされており地元愛を感じる。
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後に気付いたが、29年前に俺がバイクで林道無宿した時、ここを通り、全く同じ場所で同じ風景を撮影していた(笑)
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大厳寺高原からR117へ下る途中に通るブナ林。
ちょうど、太陽光が木々の間に差し込み「御光」のように輝いていた。合掌!
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津南から県道507を秋山郷に向かう山道での出来事。
途中駐車し、写真撮影している最中に、横を飛ばして走る「なにわ」ナンバーのワンボックス。
時間差で出発したが、前を走るワンボックスの飛ばす事飛ばす事・・。
ブラインドの先にあるコーナーに差し掛かった際、そのワンボックスが道幅一杯に停車していた。
「なんだ?何かあった?」視線を右に逸らすと、”お尻丸出しの中年おやじ”が・・・絶句!
そう! なにわの親父は道端の用水路で用をたそうとしていた(水洗便所かよ!)
我々の視線を感じたのか、そそくさとズボンを上げ、バツの悪そうな面持ちで視線を逸らした。
状況は理解出来る! 我々にも同じ経験はある。
しかし・・・用水路を利用するとは? 驚きです!
そんな”おもろい事”状況を3人で爆笑しながら、13年振りに「カヤの平高原」へ。
一番端っこに陣取り、天泊の準備。
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途中で、太公望ふたりがGETした岩魚。その数8尾!
釣れてから津南のコメリで急遽調達したコンロと備長炭で「炭焼き」に・・・
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頭と尾びれに「飾り塩(粗塩)」を振りかけ、身には「あじ塩」
ほどよく焼けたところで頬張る。身が締まって沢山あり本当に旨い!
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身をすっかりゴチになり、骨や頭は再びコンロ上で焼く。
調達した日本酒(熱燗にして)で “骨酒” にし無駄なく頂きまぁ~す!
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高さんは運転疲れのせいか早く就寝し、俺と松さんで深夜遅くまで飲み明かした。
豚肉ステーキを頂いちゃいましたよ。
そして・・・朝を迎える。気温は18℃。
ガスっていて景色が確認出来ないが、えらく気持ちいい。下界と10℃前後違う?
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カップ麺の朝食を済ませ7:00には出発。渋峠を経由し、毛無峠に向かう。
ここは分水嶺でもあり小串硫黄鉱山跡でも有名。お疲れの松さんは峠頂上に残り、俺と高さんで鉱山跡までハイキングをする事とした。
片道1時間ちょっとの行程である。
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昭和4年から46年まで稼働していた小串硫黄鉱山。
昭和12年には大規模な土砂崩れで245名の住民が亡くなったが、最盛期にはこの盆地地帯に2,100名もの人々が生活をされていた。幼稚園、小学校、中学校、診療所、スーパーマーケット等生活が十分出来るほどの街がここにあった。生活水準は麓の須坂に住むサラリーマンの2~3倍の給与を貰っていただけにかなり高かったと言われている。
テレビは長野県でもかなり早い普及だったらしい。
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小串小中学校跡にあった「回旋塔」。一番下の階層にある。
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当時のいすゞエルフ。まだこの顔は覚えている。
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これが「硫黄」か?。風雪に晒された土壌に散乱している。
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2時間駐在、復路はジロー坂を1時間半かけ毛無峠へ。
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栄家繁栄を垣間見る事が出来る小串硫黄鉱山。まもなく冬を迎える。
陸の孤島と言われた場所。標高1,650mだから。
メインイベントが終わった後は須坂ICから乗り、下仁田で、例のソースかつ丼+昔ながらのラーメンをたらふく食い帰還した。

雪中?キャンプ

恒例の冬キャンプ。
年明けから「どこに行くか?」なんて会話が3人の間で出始め、仕事に負担のかからない日として2月1日の土曜、2日の日曜で決まった。
いつものように朝早く出るため俺んちで前泊し、5:00目標に飲んだ。
これが失敗! かなり盛り上がり、皆が起き出したのは7:00と遅れてしまった。
関越はスキー客で混雑、藤岡JCTで上信越に入りなぜか日本海を目指す。
妙高付近でも沿道にほとんど雪が無く、年明けの雪の少なさは想定外だった。
途中、信越本線のスイッチバックがある「二本木駅」に立ち寄る。
初めて見たスイッチバックは非常に面白い。本線から枝線に入り駅に到着、人を乗せるとバックしてまた本線に戻り、進行方向へと進む。相当な傾斜地に駅を設定する場合、そこは平坦地でなくてはならないので、こんな方式になるんだと改めて感じた。
また「二本木駅」は駅舎や跨線橋(いや線路を潜って渡る)が古い作りで、ノスタルジーに惹かれる魅力があった。
その後、上越JCTで北陸道に入り、米山にある”日本一海に近い駅「青海川」”に寄り、懐かしの赤い「大橋」を眺めた。
昼は、小出でお薦めのラーメンをすすり、大型スーパーで宴会の買い出しをして、結局、土樽の東京発電の脇を天場とした。
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毎回、備品(テント、ストーブ、ランタン、小物に至るまで、車も)でお世話になっている高さん。
料理やコース設定(地元解説も)、ムードメーカーの松さん。
今回も寝袋しか用意しませんでした(笑)。コッヘルも借りてます。
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寒い中での刺身も良いもんです。因みに日本酒も冷やです。
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翌日、いつもの尻焼後、吾妻線枝線の廃線跡へ。
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1945年、長野原駅~太子(おおし)駅間は群馬鉄山の鉄鉱石を運搬するために、日本鋼管会社専用線として開業。
1952年には国鉄に編入され、貨物扱いだけであったが1954年には旅客営業を開始した。
しかし、1970年11月には営業を休止し、1971年5月に営業を廃止した。
野反湖への道から外れ旧道をほどなく走ると、駅の跡が民家の間に現れる。貨車に積込む為のホッパーがそのまま。
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対岸の山林に当時のトンネルを探してみた。谷深い白砂川を渡らないと行けない。
必ず行くぜ!
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中津川・栂峠へ

GW後半は天気も良く、気温も上がり例年のように開放的な雰囲気となり、真にキャンプ日和となった。直前まで目的地が定まらなかったが、結局バイクの俺が行ける場所(今年の新潟は雪が多い)という事で、冬期通行止めが解除されたばかりの中津川林道へまず向かった。キャンプ道具を満載したフリードには高&松。6:00出発!
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まだ静かな街中を疾走?する俺。ひとりじゃ撮れない
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R140から別行動となり、俺は大血川林道へと向かう
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全線舗装を楽しみ、三峰奥宮より御岳山を望む
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雲取から大洞への稜線がくっきり。高い山々だ。
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三峰神社脇のゲート。まだ遮断機が上がったばかり。
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確か30年前のここは料金所だった筈。
初めて訪れたのはXL125Sで通行料金は50円だったと記憶している。当然ダート。
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いつかこの立体交差に登り、十文字峠の近くまで行ってみたい。
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三国峠にほど近いコーナーから両神山を望む。
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“ウォーリーを探せ!”ならぬ”俺はどこを走っているか?
“こんな構図は仲間に崖を挟んだ対面から狙ってもらうしか無い。
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いやぁ~良く走る!ダートをハイブリッド車が激走!
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そして俺はコーナー出口でフル加速?
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三国峠ピーク。この切り通しはまったく変わってない。
流石にGWだけあってライダーはちらほら走ってる。
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信州側、遠くに雪を抱いた八ケ岳が。今回もサポートしてくれた松&高
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茂来山林道にて。遠くにぶどう峠が見える。
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三国峠信州側にある相木川上線、走りてぇ~な~
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茂来山林道でその鬱憤を晴らす?快適なダート。
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初めての茂来山付近の林道は走りがいもあるし景色も抜群。
これはぶどう峠近辺を遠望したもの。山塊が素晴らしい。
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正直、初めての林道は方向音痴に陥る。
ただひたすら曖昧な方角を頼りに走ると小規模な土砂崩れが・・・
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18歳の林道ツーリングでお世話になった「馬流駅」
基本は変わっていない。今回は秩父困民党戦死の慰霊碑を参拝した。
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夕方、サポート隊より連絡があり、今夜の宿はぶどう峠麓にある加和志湖に決めた。
と、そして合流。
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まだ日も落ちていないうちに高さんのジャンボテントを張り、釣りが大好きな二人は静かな湖面に糸を垂らす。
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その晩は松さん特製のキムチ鍋。肌寒い夜にはピッタリのつまみ?で暖まる。
ジャンボテントは余裕の広さで疲れが取れる。
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翌朝、またまた快晴の中、松&高は信濃川上方面へ。
俺は栂峠川沿いの栂峠林道へと駆っ飛んで?いった。
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3kmのダートが楽しめる。路面は荒れてなく快適。
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結局は道が無い
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ここから先は登山道。確か数百mで栂峠の筈。
反対側(R299)から再チャレンジしてみる事に。
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R299(十石峠下)の入口。チェーンはあったが潜れるたわみなのでちょっと失礼した。
尾根までほぼ100%舗装。
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5km(舗装からダート)ほど登ると尾根に出る。尾根伝いを南にゆっくりと進む。
ここからは十石峠も1kmと近い。
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ここがバイクで進める最終地点。800m先に栂峠があるそうな。
細い登山道ゆえに今回は諦める。次回は歩いて行くぜ。
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栂峠付近より上野村方面を遠望。
下の写真ではおそらく矢弓沢林道?らしき道筋も確認出来る。
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尾根上の分岐点。
右斜めが十石峠、まっすぐの道は昔TLM50で数人の仲間と冬アタックツーリングで上がってきた廃道。
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大上峠途中にあった”十石・田口峠線”。
入ったが1kmあまりで道は無く引き返す。大上峠のお地蔵さんは健在だった。
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やはり余地峠へはバイクで行けなかった。この先は登山道。
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この渓谷沿いに佇んでいた”人面石”。なんかユーモラス!
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綺麗な清流に萌えてきた~の葉。
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久しぶりに砥沢から御荷鉾林道を走る事にした。
しばらくはダートが続くご機嫌な道。
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西上州独特の山塊の懐を貫く感じの御荷鉾林道西地区。
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路面は荒れてなく、自分通りのトレースで走れる快適な林道。
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旧塩之沢峠。湯ノ沢トンネルが開通してからはめっきり走らなくなった。
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そして引き続き御荷鉾(八倉峠)へ。
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御荷鉾も捨てたもんじゃ無い!つまりダートもそこそこあり楽しめる。
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成り行きで入った”東御荷鉾線”、ここは良い!
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行き交う車・バイクはほとんど無く、路面はフラット!
その気になればドリフト走行も可能。ここは素晴らしい!また来るぜ!
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少々荒れている右コーナーを抜け、出口でアクセルオン!(フロントを浮かしながら)
《中津川林道にて 松》
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冬キャンプ

1年に一度、雪の上で野営したくなる3人。
しかし去年は雪の無い別所の公園駐車場での宴だった。
今シーズンの越後は豪雪だった。
で、この時期になるとそろそろ雪解も始まりコンディションが良くない。
まぁ~雪の上でなくても、そこそこ低い気温下での野営なら良いんじゃないかい、って酒宴の席で決まりひとまず西へ針路をとる。
R299小鹿野の納宮。今も残る停車場(八丁からの索道)で。
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太公望の松つぁんは砂防に駈け降り釣り糸を垂らす。
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ぶどう峠越えを狙ったが通行止め。戻路でまた釣り糸を。
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田口峠から佐久、そして北軽を経て草津へ。田代原
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砂防管理道路(ピストン)で野営。
高さん御用達の新品テントで豪華な夕食と日本酒を満喫。
それほど冷え込む事はなかった。
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翌朝8時前には尻焼に浸かる。
雪解けを心配していたが、ほとんど水が流れ込んで無く、適温で実に気持ちの良い癒やしの時。
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横川”おぎのや”本店にて。排水溝の蓋はアプトのレール。
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下仁田”きよしや”に寄り、矢久峠のお地蔵さんに挨拶。
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くるまで巡る林道の旅?は綺麗な服装で寄り道も気兼ねなく出来、なかなか快適で良い。
来年はどこに行くんべぇ~か。

南東北の林道へ

夏季休暇はありがたく長いが、どうも暑すぎるこの時期はバイクに乗るのがおっくうになる。
長袖・長ズボンの正統派スタイルはなるべく守りたいが、止まる度に熱気が下からム~ン、そして汗ダラァ~、想像しただけでウンザリなもの。
ならば少しでも涼しいとこへ行こう!ってな事で針路を北に向けた。(休み1週間ほど前に) 
前日に業務上の事故が発生し、その対応に追われ帰宅したのが22:00を過ぎていた。
それから急いで荷物の整理、バイクの簡単な整備をさささっとこなし、24:00には就寝した。
今回は松さんに高さん、そして松姫が同じ南東北方面に旅する事となりキャンプ道具一式はサポートしてもらう事となった。
テン泊する場所をその日の午後に連絡をし合い、夕方合流して酒盛り+テン泊を楽しむ。
これだけでかなり身軽に出来、林道を攻められる!嗜好が合えばこんな旅の形も良いもんです。
朝は小学生の遠足よろしく4:00に目が覚め、そのまま飯も食わずに4:45に出発!まだ少々明るくなってきた夜明けの雰囲気を久しぶりに味わう。
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足尾を抜け、暫く振りのいろは坂を越え、光徳牧場から”山王林道”へ。
ここも昔は全線ダートで楽しかったなぁ~と懐かしみながら走っていると鹿がいたり(すぐ逃げた)、猿の集団がいたり、舗装化されたにも関わらず、相変わらずの動物天国であった。
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そして待望のダート”川俣桧枝岐林道”へ突入!
フラットダートで実に走り易く、右へ左へ、お尻フリフリで進めます。
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川俣ダムによる人造湖ゆえに、立木の水没姿も湖端には出現する。
なんかもの悲しい景色である。
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途中、”馬坂林道”を過ぎると”帝釈山林道”へと接続する。
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ここも久しぶりだ。
相変わらずダイナミックな栃木側の眺望と楽しいダートである。
(ダート区間:約36Km(川俣線含む))最高!
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桧枝岐村は全国でも有数の豪雪地帯だ。
林道脇の民家はおそらく雪の重みで傾き、今は誰も住んでいない廃墟となっている。
その自然の猛威はすさまじいもので人間の手には当然手に負えないという事を認識させられる。
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R352に出るやいなやガス補給のため、スタンドを探す。
確かこの辺にあったよなぁ~と昔の記憶を手繰りながら走ると変わらず営業していた。
「ハイオク満タン、現金で!」とセルフで普段入れているので暫く振りにこの言葉が出る。
帝釈山林道で結構回したにも関わらず28Km/Lをマーク。
以前のXR600Rだと18Km/L程度しか走らず、非常に助かる。
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再び峠越えをする為、”田代山林道”へ入る。
ここも久しぶり。路面も良好でガレ場も無く、快適に県境へと登り、分水嶺である田代山峠へ。
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ここからは栃木側の眺望も素晴らしく、川俣湖へ向う林道が一望出来る。
ダート21Km。11:30。
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湯西川を抜け”安ケ森林道”へ向かうには、この山神さまから土呂部峠に抜けるのが最短だが、全面通行止めで諦め、川俣大橋まで戻るルートを選択せざるを得なかった。
昼めしもまだだったのでちょうど良いかと・・・県道脇の食堂でやまめ定食を食す。
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湯西川の温泉街から雨が降り出し、暗い気持ちでカッパを着ることに。
県境ではすっかりガスっており景色を楽しむ事が出来ず、フラットで砂地状の路面でケツを滑らせながら走りを楽しむしかなかった。
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携帯の電波が有効なところまで降り、同地方にきているサポート隊へ連絡を入れる。
山を隔てた檜枝岐にいるらしく30分ほどで合流した。
サポート隊は五十里湖脇を通り当地に入り駒止湿原や沼田街道を散策し、同時に今晩の天場を探しつつ放浪していたようだ。
キャンプ場が多く点在するせいなのか「キャンプ禁止」の看板が多く、適当な天場が決まってないと言う。
唯一、たかつえスキー場に向かう空き地がまぁまぁだというので暗くなるのも嫌だから全員一致でそこに決めた。
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雨の中の野宿も久しぶり。今回、高さん所有の一流メーカーのテントなんで水没の心配無し。
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花曇り出迎えた2日目だが、雨が落ちていないのでホッとした。
「今日も林道を走り回るぞ」っと意気込みたいが・・・。数十年前に走った”小塩塩ノ岐林道”を目指したが、入口でまた通行止めだった。
ならばと只見まで行き”本名室谷林道”まで足を延ばす事とした。
サポート隊は昨年の豪雨より不通になっている只見線沿線を散策するとの事。
只見駅前の喫茶店?ブリジストンの古いマークに名前がアリス、そしてレトロ?な佇まい。
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本名ダム脇から入ると走りやすい砂利道か始まる。
入り口の看板に「県境まで通行可能」とあったのでピストン経路となるが、昔ながらの良い路面に思わずアクセルオープンとなってしまう。
山形へ向かう様相らしく山間を縫って道が続いている。
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約17km(往復34km)のご機嫌なダートをかけ昇ると、やはり県境で通行止めだった。
下り(山形側)を見ると廃道化しつつある状況。
大きな土砂崩れ等で通行止めになり生活道路あるいは事業管理道路でない場合、復旧工事が遅れ、もしくはやらなくなりいずれは廃道となる未来しかないのが実情だと感じる。
いつ直すのかなぁ~
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本名に戻り、サポート隊が向かった只見線の状況を俺も見ることにした。
昨年(2011年)の夏に襲来した新潟・会津の集中豪雨。
その爪跡は想像をはるかに超え、すさまじい形相だった。
道路橋、只見線の鉄橋はいたるところで増量した水で流され、1年経った今でも変わらない無残な姿を晒している。
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現在の川面とそこにあったであろう橋下の距離はえらく高さがあり、背筋が凍る思いになるほどだ。
(川岸に流木または植木の残骸があるが高い!)
降雨だけではこんな事にはならなく、ダムの放流に問題があったのでは?という説があり、その運用・管理が地元の人達をはじめJRとの間で争議となっていると聞く。
責任を取ろうとしない大人が多い中で、やはりここにもそんな輩がいるようだ。
どうなっちゃたのかねぇ~
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失敗から得るものは必ずあるのに、その失敗を認めないとは・・・
錆びた只見線のレールが悲しんでいるぜ。
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今日の天場はサポート隊との調整で以前にも利用した新潟 越後湯沢の大峰と決まった。
六十里越えをし守門を経由し、魚沼スカイラインを目指す。
気持ちよくワインディングを攻めてるとポツリポツリ・・・(またか!)
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今回のツーリングは数時間ごとに雨が降ってくるようでカッパを着たり脱いだりまったく落ち着かないものとなった。
石打のスキー場から大峰を目指す林道(スキー場の管理道路?)では、いきなりえらい土砂降りになり、林道を流れ落ちる泥水を逆走する経験を初めてした。
カッパは去年のGWにグースでこけた時に穴があいてお釈迦になったので、今回のために新調したが、やっぱり効かなかった。
この降りじゃ仕方無いと諦めるしかなかった。
既にサポート隊はテントを張り終え、そろそろ夕食の準備に入るところだった。
天場作りはさっきの雨で相当苦労したようだ。
夕食を始める前には巻機山方面に綺麗な虹が現れ、土砂降りの苦労も洗われる回復振りだった。
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雨にたたられたツーリングだったが、仲間のサポートもあり、天場・夕食の心配をする事なく快適に林道を走り回る事が出来た。
全走行距離:870Km
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冬キャンプ

去年から今年にかけて新潟地方は大雪に見舞われている。
例年並であるなら雪中キャンプとなるが、普段から土木?作業をしているせいか体の癒しを求め、今年は温泉に浸かりたいと・・・
お気に入りの「別所温泉」を選択。
俺はしょっちゅう訪れているが仲間は27年振りとなる。
前回の飲み会で意見が一致、早速2月25日決行を設定し、いざ出発!前の晩は会社の有志との飲み会、車中泊を経て9:30松と合流し、いつものサンバー号で志賀坂を目指す。
峠の頂上に近づくとご覧の通り。
安い韓国製のスタッドレスに変えておいてよかった!これでスイスイ走れます。
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上野村のいつもの分岐近くで見つけたまゆ?
モノトーンの中に一際鮮やかなミドリ色。
春になると何に変身するんだい?
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昼過ぎに下仁田に着く。
ここで噂の「かつ丼 」を『きよしや』で食す事とする。
なんと、かつが2つ載せてあり丼の蓋が閉まらないほどのボリューム。
そんなものとは知らず、ラーメンまで頼んでしまい、出されたものは残さない主義の我々は、いつもになく腹十分目となってしまうのでした。
良い油で揚げているせいか、また醤油がかかっているせいなのか、胃がもたれる事なく食える。
結構お客さんが来ている事にも驚いた。750円+500円は安い!
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別所温泉駅直前の急勾配を力強く静かに入線してくる。
カラーリングがいまいち合わないねぇ~
撮影:現役の鉄ちゃん
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途中で合流した高さんと懐かしの別所公園へ。
27年前とはすっかり様変わりしており、草の上に寝る予定だったが、駐車場の舗装の上にテントを張った。
曇り空の中の日が落ちた後、暗くなる前にテントを張り終え、途中のスーパーで仕入れた食材で、かき鍋と豚ステーキを調理。
担当は松。
コンロは高さんの30年来使っている信頼のおけるコールマンでぐつぐつと・・・う~んうまそう!
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曇りのせいでそれほど冷え込んでいない朝を迎える。
流石に-15℃まで許容のある寝袋は快適だった。ありがとう高さん。
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8:00には地元の人に混じりながら「大師湯」で体を暖め、「北向き観音」では良い仕事に就けるようにと神頼みをする。
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北向き観音の石垣は一寸の隙間もなく積み重ねられている。
職人の技にただただ見入ってしまう。
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塩田平を抜け上田へ、東へは浅間の中腹を横断する浅間サンラインを走り、北軽へ向う。
北軽にはバイク博物館があるとの事で向う(冬期休館でした)。
やはりここまで来ると雪がそこそこ積もってる。
タイヤの効果を試すにはもってこいのシチュエーション。
スカンジナビアの森林地帯を往く、ってか(50km標識が・・・・)
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久々の雪中キャンプだぁ

予定では19(金)は有給を取って朝から楽しむつもりだったが、部下の急な休暇に対応せざるを得なくなったため、泣く泣くお仕事。
仕事が終わるやいなや17:00に帰宅し、18:31発の新幹線で越後湯沢に向かう。
駅には松が迎えに来ており土樽の天場へ。
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その夜はキムチ鍋に始まり、地酒を煽り22:00前には就寝してしまった。
翌朝、冷え込みは浅く、土樽駅まで朝散歩。途中山やさんとすれ違う。
谷川岳を目指すのだろうか?小雪舞う中を歩く後姿はどことなく淋しげだった気がする。
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2泊目は、塩沢駅付近の泉盛寺麓の田んぼの畦を天場にした。
天場作りはスコップ片手に3人で約2時間(良い汗かいた)
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夜は雪も舞い、寒さも増したが、高さんの野外ストーブがその威力を発揮し、夜中の1:00過ぎまで飲み明かした。
眼下に上越線。
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2006 雪中キャンプ

三国を超え六日町界隈で去年同様、野外活動を開始。

近くに盛られていた除雪の山。
近所のホームセンターで急遽そりを入手。
年甲斐もなく何度も滑り降り、無邪気に遊んだ。

しっかり遊んだ後は移動ホテルにて焚き火と夕食と酒でおもてなし。
しあわせ!しあわせ!

そして翌日、五十沢(いかさわ)温泉へ。
遊びの疲れは疲れじゃないけど、やっぱり良いわ!