XL125S復活vol.2

Vol.1のテーマは、とにかく走れるようにしよう。
と、決め、何とか小ツーリングもこなせる出来に仕上がった。
続いてVol.2は、憧れのXR185+自分好みに近づけるよう早速開始した。

まずはシート。
表皮の破れはガムテープで数年前よりカバーしていたが、その中身(ウレタン)は変色していた。
弾力も無い。
台座(鉄製)に至っては、錆びが浸透し端の部分は朽ち果てる寸前である。
ヤフオクで数千円で状態の良い物をゲットした。
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次はホイール。
ノーマルの鉄リムからアルミ(今は主流)へ。
ブラックアルマイト処理は、600からお世話になっているYさんへ。
このアルミリムは手持ちのXL200Rから外す。
流石に錆びたスポークは嫌なので新品を入手。(F;4品番、R;2品番)重量を量るとFR共にそれぞれ1kgの減量となる。合わせて2kgは大きい。
スポーク組みはFの場合、ディスクのハブと違い内側・外側のものの判別が難しく、スポーク36本セットだけで苦労した。
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そして今回のメインは、ガソリンタンク。
一見ノーマルとカラーリングのみ違うと思われがちだが、キャップが大径で黒になってる、輸出用XR185/200のものと交換。
海外のオークションを扱う業者経由で入手した。
キャップはXL200Rと比較したが、それより小さく(給油口には勘合可能)、ノーマル(メッキ)より大きく専用設計のよう。
給油口の径は600や250と同じようだ。
2週間ほどで手元に着いたが、内部は錆び錆びだらけでこのままじゃ使えん。
という事で有名な”花咲か爺さん”で処理。
効果は噂通り抜群で、実際にはタンク~キャブ間にフィルターをかませる事で、より安心感を得ることにする。
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アルミならともかく、鉄リムは内側が錆びてるし切断して廃棄。
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そして絶対必要な「見聞走」ステッカー。
高さんへ追加オーダーしたぜ。そしてこれが完成した勇姿?何でもXRという称号がついたマシンはXL125Sの軽量レーサーであるXR185が初めてなんだそうです。
俺もXL125S→XL250S→XL250R→XLR250R(MD22)→XR600R→XR250R(ME06)→そしてXL125S改と乗り継ぎ、4ストエンデューロレーサーの歴史と共に歩んできた。
今、憧れのXRを持てた事に感謝し、これからも大事にしていこうと誓うのであった(マル)
残るは、フレームを赤にするだけ、だがいつになる事やら?
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秩父市吉田石間集落へ

公道走行可となったXR185もどきの中距離試運転先として、急斜地集落である石間を目指した。
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秩父から群馬 鬼石へ向かう最短のルートで明治時代には困民党も歩いたと・・・
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どの家も高い石垣に二階建ての作りとなっている。養蚕農家の建屋だ。
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集落は南東斜面に建屋が集中しており日当たりは良いようだ。
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ちょっと登ったところには半納集落もあり、こちらも同様に急斜地集落。
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XLのエンジンはすこぶる調子が良いが、途中オドメーターが動いてない事に気づく。
速度を示す針は動いているが・・・
家に帰り、早々に分解してみたところ、オドとトリップの目盛りを動かすギアへの歯車が、なんと歯こぼれ(摩耗)している。
オド・トリップ側が油切れか何らかの理由で動きが渋り、ケーブル側からの回転を抑え切れず空回りしてたようだ。
ん~!マイルメーターを手に入れたのに残念。
流石に35年前の機械じゃ、何があってもおかしくないか・・・トホホ。
左:XL125Sノーマル 右:XR(トリップ調整付マイル表示)
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数字メーター下の円盤の下に見えるギアの山が無い!
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雰囲気のあるXRメーターだが、思いも寄らなかった欠点が。
燃料を入れた後、必ずトリップを”ゼロ”にするのがバイクに乗った時の習慣だが、普通はノブを引き逆回転させればラチェット機能が働き”ゼロ”になる。
しかし、これは0.1マイル毎戻す事が可能な故に、逆回転し続けて”ゼロ”に戻すという作業が必要になる。
100マイル戻すのに約5分かかる。
急ぎの旅は無いがスタンドにその間、留まるのは何だかおかしい(笑)

XL125S復活vol.1

バイクの免許は17歳で取得。
当時自転車野郎だった俺はより遠くへ、より時間を掛けずに、という結論で得たのはバイクだった。
日夜バイトで貯めた金で中型免許、そして125ccのオフロードバイクを買った。
どこでも走れそう!と感じたのと、何よりフロントフェンダーが上がっているワイルドなスタイルに惚れ込んだ。
当時の同級生はホーク、フォーワン、ウイング、CB250等、所謂ロードバイクに夢中だったが、俺は全く感心が沸かなかった。
あれから30年余の月日が経ち、再び同じマシンに乗れるとは感無量である。
(目指すは当時輸出向けしかなかったXR185!)
マシンは17年前に個人売買で小山の人から5万円で購入。
その後通勤にも使ったが、6Vの弱さと他のマシンに乗りたい欲望で放ったらかし保存していた。
今夏に復活させようと思い、少しずつ自作等を加え、この9月に何とかまともに走れる最低限度の改修を終えた。
そして今日、雨が落ちそうな中を近所の河川敷に向かい、それなりに走り異常の無い事を確認。
無事試走が終わった。
これから第二ステップとして理想に近づけるべく再び改造を進めよう!
これは通勤仕様のまま放ったらかしの状態。
Fフォークのオイル漏れ、ヘッドライト無し、でもENGは元気だった。
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この夏休みは改造三昧だった。
Fフォークは径が同じXL230用を移植。
Rサスは社外品の新品を装着。いい感じになってきた。
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S/Wはハンドルロック無しのエイプ100用を使用。
ベースはアルミ板で自作。
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フロントウインカーはXLRを使用。
そのまま付かないのでステイをアルミLアングルで自作。ボルトはブレーキ用。
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アンダーガードはXL200Rを流用。
しかしながらステイはアルミt2と建材鋼板を加工し自作。まぁまぁの出来映え。
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リアフェンダーは数年前にヤフオクで手に入れた貴重なXR185用。
これ以上割れないようにSUS線で手術を施した。
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リアバッグはXL200R用で少々大振りだが雰囲気は出てる。
これもアルミ板加工でベースを造り固定。
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XR600Rでも使っていた”涎かけカウル”。
XRの象徴!
しかしながら配線が剥きだしとなるため、XL200Rの配線BOXを加工して取り付ける。
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その後12Vバッテリーレスとするため、コンデンサーをヤフオクで購入。
アイドリングでもウインカー、ホーン作動OKで助かる。
XR125S復活ストーリーの第一段は終了。
これから第二段、三段と予定しているが、まずは走る事が重要なんで、とりあえずホッとする。
これから第二の青春時代に突入だぁ~?試運転では”聖天稲荷”を買い、食いました。マイウ~です。

乱れ咲き

朝顔が良い感じで咲き乱れてる。
まもなく夏の終焉を知ってか知らずか? 今年は良い朝を毎日楽しませてもらったよ。
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ナスにも世話になった。
毎朝たくさんの実をつけてくれ夕飯はカレー、マーボーなすと繰り返し事欠かなかった。
でも5株は多すぎたかも!来年は3株にします。背面のゴーヤとトマトの出来は今一だったなぁ~
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