公道走行可となったXR185もどきの中距離試運転先として、急斜地集落である石間を目指した。
秩父から群馬 鬼石へ向かう最短のルートで明治時代には困民党も歩いたと・・・
どの家も高い石垣に二階建ての作りとなっている。養蚕農家の建屋だ。
集落は南東斜面に建屋が集中しており日当たりは良いようだ。
ちょっと登ったところには半納集落もあり、こちらも同様に急斜地集落。
XLのエンジンはすこぶる調子が良いが、途中オドメーターが動いてない事に気づく。
速度を示す針は動いているが・・・
家に帰り、早々に分解してみたところ、オドとトリップの目盛りを動かすギアへの歯車が、なんと歯こぼれ(摩耗)している。
オド・トリップ側が油切れか何らかの理由で動きが渋り、ケーブル側からの回転を抑え切れず空回りしてたようだ。
ん~!マイルメーターを手に入れたのに残念。
流石に35年前の機械じゃ、何があってもおかしくないか・・・トホホ。
左:XL125Sノーマル 右:XR(トリップ調整付マイル表示)
数字メーター下の円盤の下に見えるギアの山が無い!
雰囲気のあるXRメーターだが、思いも寄らなかった欠点が。
燃料を入れた後、必ずトリップを”ゼロ”にするのがバイクに乗った時の習慣だが、普通はノブを引き逆回転させればラチェット機能が働き”ゼロ”になる。
しかし、これは0.1マイル毎戻す事が可能な故に、逆回転し続けて”ゼロ”に戻すという作業が必要になる。
100マイル戻すのに約5分かかる。
急ぎの旅は無いがスタンドにその間、留まるのは何だかおかしい(笑)