廃墟=良くも悪くも歴史に残る遺物。
繁栄していた頃の光景を思い浮かべ、そこに生活していた人々の生き様が垣間見られるそんな場所が好きです。
で、今回はかねてから訪れてみたかった足尾銅山近くの松木渓谷に行くことに。
久々の山歩きなんで参加メンバーの気分はノリノリで5:00(まだまっ暗)に出発となった。
7:30の親水公園にて いざ出陣!
林道の脇には真っ赤な実をつけた姫りんごっぽいものを発見。
たわわに実っている。
これは「アキグミ」というもので渋いが食べられるそうだ(ちょっと勇気がいるな)
川下を覗くと墓?祠?らしきものが・・・
この砂の山は「カラミ」という足尾銅山から排出された廃棄物だそうだ。
しかしすごい量である。このまま放置されるんだろう・・・
突然現れた天に届きそうな階段?
なんでも緑化作業用のものらしく、名前はスーパーキャリアシステム 全長260m 傾斜42度
既に道は朽ち果てて、らしき路をテクテクと進む。
秋風に揺らぐ薄の穂が頬に当たり、良い感触だ!季節を感じる。
しかし静寂な場所である。行き交う人も居ない(当然か!)
足尾銅山の繁栄とは逆にその排煙害により衰退、1902年に廃村となり、108年を経た現在では祠や城壁が残ってる程度で、誰ひとり住んでいない。
松木村跡から奥へ進むと、いつ崩れたかわからないほどの崩落現場がいたるところにあり、岩石の先が鋭利なせいで乗り越えるのも一苦労である。よく観察するとガードレールもあったりして道(砂防ダム建設用?)だった事がうかがえる。
途中の平坦地で休憩していると落ち葉の中から昔のコーラ瓶が!(懐かしい!)
500mlで「ホーム?サイズ」だよ。
人っ子ひとりいないこの空間はまるで別の世界にワープしたような・・・
そもそもこれらの山塊が一層雰囲気を盛り立てている。
ウメコバ沢をバックにパチリ!今回はこの岩壁をまず見たかった。
この険相、想像以上に大きくて険しい!
更に奥へと進むために川渡りをする(地下足袋に履き替える)
想像以上に水は冷たくない。
蛇だよ! 俺は大嫌い!どこでもクニャクニャ蠢く姿が嫌だ!
今回はこの松木川6号ダム(砂防)で終了。
これ以上先は 厳壮的な風景な無く、皇海山(すかいさん)への登山道。
松澤です。おじいちゃんが忠蔵。ゆかりがあるんでしょうね。私。
徳川よりの古文書にて、山を掘る許可証みたいなものが慶長時代書かれている物があります。何故だか
真田家も出てきて、