フェラーリ ディーノ246GT

東北自動車道のSAに停まっていた。 
キャンプ道具?を屋根に載せヨーロッパスタイル? さりげなくお金持ちだなぁ~  
冷却能力が無いのかミッドシップのボンネット?開放している姿もスーパーカーらしくない。 
左はスバルレオーネ工事関係車?
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14峠越え(XL250S)

学校は休み、世間ではゴールデンウイークとやらで大型連休。
かねてより決めていた奥秩父地方の峠越えに出発。
万が一、ガス欠になった場合を考え、オイル缶にレギュラーを入れ積載。

1.定峰峠
2.白石峠
3.大野峠
4.刈場坂峠
5.榛峠
6.飯盛峠
7.顔振峠
8.正丸峠
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去年夏にXL125Sで来た時は通行料¥50を取られた。
今年は冬期通行止が解除された直後の走行で、林道ラッシュアワー化しつつある。
が、信州側からの峠越えは少なく、秩父側からのライダーがほとんどだ。
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9.三国峠(20数Kmのダートを経て、切り通しのピークに到着)
武州/信州/甲州の3国に絡んでいるのが名の由来。

川上村のレタス畑の中を下り、アンノン族で賑わう野辺山へ

小海線のディーゼル列車がちょうど来た。 
鉄道での日本最高地点となるのがこのあたりだ(近くの踏切)

10.馬越峠(南相木村へ向うところにある、まごしとうげ 1620mの標高だ)

5月3日の晩は小海線の馬流(まながし)駅に泊まった。
無人駅だが座布団が置いてあるし、地元の人が大事に使っている事が覗える。
近くに秩父事件での戦いの場がある。

翌朝は、戻る感じで群馬との県境を目指す。

11.ぶどう峠(地図によっては「武道峠」とも記す)

ハードなダートを上野村まで戻りそこからR299を再び長野へ向う。
このあたりは、長野に対して群馬・埼玉を行き来する峠が沢山あり、しかもダートなんで林道野朗のメッカでもある。

12.十石峠(その昔、稲作が出来なかった現在の上野村・中里村等の上州西部地方に佐久平から1日十石の米が運ばれた)

13.内山峠(R254)
14.碓井峠(R18旧道)
そして、最後は妙義荒船林道を¥300払って通行。
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予定通り14の峠を越え無事帰還。 
やっぱ250は疲れないね。 
これなら学校に行っても居眠りしないで済むぜ。
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雪国へ

年明けの1月22日、寒いけどR17を新潟目指して走ってみた。 
が、月夜野で積雪しており、これ以上進むのは断念。
XL125初期型はタンクシールを剥がし、次期型(レーサーのXRと同じ)のHONDAのみのシールに張り替えた。近所にホンダ直営の部品商があり、そこでパーツリストを閲覧して注文すると、狙っていた部品が何でも揃う。
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寒かった志賀坂峠

県民の日、学校が休みなんで、長瀞、鬼石を通り神流川沿いを中里村からR299志賀坂峠を越え、秩父経由でツーリング。
愛車のXL125S(Z)は、燃費が40Km/L前後も走り、高校生ライダーの俺には大助かり。 
薄いウインドブレーカーが泣かせる。

原点

小学生の頃、社会科が好きだった(特に地理が)
日本地図を見てはどんな場所だろう?行ってみてぇ~なんて想いを馳せてた。
中学生になるとそれまで乗っていたスポーツ自転車のハンドルをドロップ型に変え、休みの度に隣町へ、次の休みにはもっと遠くへと行動範囲が日を追うたびに延びていったもんだ。
この頃、「サイクル野郎」というマンガが少年キングという週間誌に掲載されており、その旅物語に憧れて、いつか俺も・・・と思いつつ高校生になってしまった。
高校に入ると右も左もバイク・バイクでこぞって免許を取りにいっていた。
俺も例に漏れず「二輪だからいいか」みたいな感覚でバイト代を注ぎ込み、中型免許を取得、そしてバイクも買った。
この頃、「750ライダー」という少年チャンピオンのマンガに魅せられていた
高ニの夏を迎えるにあたり、旅の思案をしている中、バイクは体力が落ちても乗れる、しかし自転車じゃそうはいかない。
やるなら今だ!と奮起し、なじみのない日本海を目指す事とした。
行ける所までいってみよう。と、いう軽い気持で。

弟のロードレーサーを借り、装備は最小限に抑え8月4日のうす曇りの中、いざ出発!

雨のきつい碓井峠を登り、冷えた体を軽井沢のドライブインの暖かいうどんで回復させ、この河川敷の近くの廃ボーリング場の軒下で生まれて初めての野宿。誰も来なくてよかった!

2日目の朝は善光寺をお参りし、旅の安全を祈願。

白馬へ向う峠道にて。パンクに気を使いながら走る(何しろ細いロードレーサーのタイヤだから)

8月5日の晩は突然の雷雨に見舞われ、バス停に逃げ込み一夜を過ごす(黒部川付近)

そして3日目は快晴の朝。

8月6日には北陸金沢のユースホステルに投宿。
ホステラーが多く、まったくおもしろくなくさっさと就寝。翌7日は兼六園や市内を自転車で走りまわったが、路地が多く何度も道に迷った。そしてユースへ。
8日は帰途につく。
少しでも身軽にと飯盒・カップ・タイヤ2本・リアキャリアは金沢駅から家に送った。
富山市に入ったら前輪がパンク。
予備のチューブラー に交換し、富山ユースへ15:00到着。
その晩はまず外したチューブラーを糸で縫い修理。
9日、同室だった名古屋のバイク野朗に見送られ 7:50出発。
糸魚川を通り、直江津まで進み、R18 を南下、夜の22:00頃まで峠道を走り続け、戸倉 町の廃ボーリング場にまたまた野宿。
この日の走行距離は223kmだった。
10日5:00に出発。小諸を通り高崎、そして見慣れ たR17の排ガスの中を走り抜け、16:20に帰宅。
7日間にわたる自転車旅行は全走行距離923Km
野宿3泊、ユース3泊、費用は30,600円だった。
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この苦しくとも楽しかった「旅」が始まりであり、「見聞走」の”原点”であったようにも思える。
自転車からバイクへ、そしてくるま、歩き。
何でも見て、わからない事は聞き、そして走り続ける・・・いつまでも(人生と同じか?) 

初ツーリング

地図を見るのが好きな俺は、行った事の無い場所が沢山あった。
埼玉の秩父の奥「大滝村」、そこに未舗装の道が長野県に繋がってるじゃないか?
回りには何も無いような山ん中。 
行って見てみたい! 
そんな衝動にかられ、バイト代で買ったホンダのXL125Sで走り出した。
まだ1ヶ月しか経ってない新車だ。

未舗装(じゃり道)で有料道路とは恐れ入りました。 
しかも距離が長い! それが疲れた。 
埼玉だけど、えらく山奥ですごい所。
三国峠は三峰口から45kmも先にあった。 
今度は長野側に降りて信州のレタスでも食いに行ってみようかな。




旅への想い

毎朝、学校に行く支度をしている頃、TBSテレビで自動車で世界中を旅する番組をやっていた。
元々、地図を見るのが好きで、そこがどんな所なのか、そこにはどうやって行くんだろう?とか想いを馳せていたもんだ。
そんな想いをこの番組は俺達に提供してくれたように思う。
この派手な車(セリカ)がまた格好良かった。
いつか俺も・・・