懐かしの林道めぐり

7:00起床。爽やかな、でも少し肌寒い空気の中を定峰峠を越え、中津川林道へ。
中双里集落あたりより、まもなく出来る滝沢ダムのための迂回路が作られていた。右に見えるには今までの道で、ダムが完成すると集落もろとも水没する事になるという。

中津川林道料金所跡近くには ”ふれあいの森” というキャンプ等が出来る施設が出来ている。
こんな山奥に・・・15年前、初めて訪れた時には想像も出来なかった光景だ。

林道に入ると相変わらずのダートが続き、懐かしさがこみ上げてくる。

頂上の看板こそ新しいが、その景色は昔とちっとも変わらない(当り前か!) 今回は有給を取り平日なため、対向車はほとんど無く、快適な走りが楽しめた。遠くには両神山がいつものように堂々と鎮座している。

馬越峠から信州 川上村を望む。馬越への道は数年前の舗装されてしまった(残念!)

南相木、北相木、ぶどう峠を越え、これまた久し振りの十石峠へ来た。 年月の流れは早いもので、ここもほぼ90%近くが舗装化され、味気ない林道になりつつある(非常に残念!!)

大上峠を越え、碧岩を望む。近くに余地峠の建設碑があり、越えられるのかと思いアタックしてみた。が、結局、登山道になり断念した。
付近の熊倉集落は、昔の街道があったらしく宿らしい住居が残っており不思議な感じ。

仕方なく、つづら折れの田口峠を越え臼田町へ。函館とここにしか無いという五稜郭を見る。
この日の宿は、小諸の「つるや旅館」へ泊る。まだ新しく、中は綺麗で6,000円と格安だった。

翌19日は朝9:00出発。小諸よりすぐ上れる車坂峠に来た。平日なんで人も車もいない。

そして湯の丸林道に入る。路面がフラットでパワーのあるXRなら簡単にドリフトで走れ、非常に楽しい!

途中、展望のきく場所から高峰温泉を眺める。 国鉄のフルムーン旅行の宣伝地だ。

その後、鳥居峠、菅平高原、須坂を通り上信スカイラインを走る。全線舗装でつまらないが尾根にある道なんで展望が素晴らしい。あいにく霧が深く、ほとんど見えなかったが。
今晩は草津でゆっくり湯につかろうと旅館を予約。たまにはという事で「ホテル七星(15,000円)」へ投宿。
早めに着いたので、野反湖へ足を延ばす。毎回思うけど、いいところ!

野反湖周辺には、今、りんどうの花が咲き乱れていた。長い時間、静粛を楽しむ。

六合村には道祖神が沢山ある。どれもカップルなんだけど、ちょっと変わったモニュメントを見つけた。わかるかなぁ?

旅館での夕食は、まあまあだった。風呂には朝夕2回入り、他に客もいなくゆっくりくつろげた。夜、温泉街を散策したが、あの湯畑というのが湯の花を採取するところだとは知らなかった。

20日は朝9:00出発。暮坂峠、中之条町、今井峠を通り月夜野、水上を経由して奥利根 奈良俣ダムへ。
国道から見るダムは、異様にでかく不気味な印象。
途中で買ったおにぎりを、湯ノ小屋林道の照葉峡で頬張る。以前はダートだったこの道を、こんろく峠を経由して金精峠へと向かう。
光徳牧場より山王林道(ここも90%以上が舗装)に入り、川俣湖畔に出る。そして馬坂林道へ。
昔ながらの荒れたダートでハートが熱くなる。

途中では、崖崩れの跡があり、谷は深く100m位はありそう。ちょっと谷側に傾斜している1m巾の狭路を一気に駆け抜ける。
落ちたらおしまい、こんな緊張感が林道にはある。

田代山林道にも入りたかったが、時間が無いので今回はパス。
湯西川温泉に向かう林道も崖崩れで通行止め。 土呂部にて。仕方なく霧降高原へと向かう。

霧降有料道路と並行する県道245を今市に向かう。途中、すすきの穂が秋を感じさせ写真に納める。この日は今市のBHに投宿。

翌朝はゆっくり起き、一度行ってみたかった「東武ワールドスクエア」へ。
入場料2,500円はかなり高価だが、精密なジオラマ(それも屋外)は一見の価値がると思う。

この祭り風景は、山の上から撮影したんじゃないかと思えるくらい。

この天安門広場の向こうに巨人がいるので、模型(ジオラマ)という事がわかる。

このパルテノン神殿や、ニューヨークの交通事故現場のリアルな事。驚き!

そして極めつけが、これ。よ~く見ると大きな銃を構えた人(画面中央)がいる。そうダーティーハリーだそうだ。

ゆっくり堪能し、帰りは足尾経由で帰還。全走行距離:約900km