3月11日、仕事中揺れが来た。
いつもの地震か? と感じたのもつかの間、次第に大きく・・・長く・・・こりゃただ事じゃない! と感じ部下を2Fの事務所から外へ避難させ、自も続く。
途中、倉庫の非常口に向かう際、天井や壁から埃やゴミがパラパラと落ち始め倒壊? という最悪の事態が頭をよぎった。
外に出ると誰かの声「何じゃこりゃ?」、彼の手元の携帯ワンセグを覗くと、車が数十台プカプカ水に浮いてるではないか!
何が起きているのかわからなかったが、自宅に帰り、夕方のニュースでその原因が判明した。
影響は遥か離れたこちらにも。
隣んちの蔵の屋根の瓦が落ちているではないか? 聞くと、「今までこんな事は始めてだよ」と、かなり古い蔵らしく、いつ崩れるかわからないんで近々壊すとの事。
もったいないが仕方ない。
崩すにも費用がかかるし大変だ。
半月後、ユンボで蔵の歴史は終わってしまった。
この未曾有の災害では多くの人が亡くなられた。
同じ年の方も沢山おり切ない。
毎日、仕事に行き、疲れて帰ってちょっとテレビを見て、休みにはバイクや土をいじったり、月曜の出勤は気分が重いながらも仕事に向う。
こんな何でもない生活にいきなりアクシデントが・・・何が起こるかわからない。
何か起きても悔いのない人生を・・・やりたい事はやる!
人生は儚く、短いもんだとつくづく感じる東日本大震災だった。